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「古墳」をテーマに型絵染の染め帯を創作! 店で型絵染教室を開催!

「きもの処あだち」(大阪府藤井寺市) 若旦那 足立次郎さん

あだちきもの業界 2020.01.30

「きもの処あだち」(大阪府藤井寺市、足立照夫社長)の若旦那足立次郎さんは、型絵染工芸家・下平清人氏(栃木県在住)のもとで修業し同店で型絵染の教室を開いています。

 

藤井寺市など大阪東南部にある「古市古墳群」が昨年7月ユネスコ世界文化遺産に登録されたことから、「古墳」をテーマにした染め帯を創作しました(足立正代女将の依頼)。これを機に足立次郎さんに話をお聞きしました。

 

若旦那 足立次郎さん

 

<店舗情報>
社 名  株式会社きもの処あだち
代 表  足立照夫 氏
所在地  大阪府藤井寺市岡2-8-452
電 話  072-939-2280
ホームページ http://kimono-adachi.jp/

 

「きもの処あだち」店舗外観

型絵染工芸家・下平清人氏の工房で修業

同社は、大阪・天王寺から近鉄電車に乗り約20分、「藤井寺」駅前のロータリー側から商店街に入ったすぐ右手に店舗を構えています。個性的なおしゃれきものを中心にお客さまの“きものライフ”をサポートするため「前結び着付け教室」をはじめ「裏千家茶道教室」や子供さんを対象にした「お茶部」ほか、「きものを着てお出かけ会」などのイベントを定期的に実施しています。

 

同店では、女将の正代さんが型絵染工芸家・下平氏のファンで、長年個展などを開催していることもあり、若旦那の次郎さんは下平氏の工房で型絵染を修業することになります。

 

「店では下平先生の工房にお客さまをお連れする体験ツアーなども行っていて、私自身、下平先生の工房に伺っておりました。そういう経緯もあり、2011年4月から半年ほど修業させていただくことになりました。ちょうど東日本大震災の1ヶ月後でした…。半年といっても、1~2ヶ月住み込みをした後、店に戻り、また1~2ヶ月住み込みをするという具合いで先生に教えていただきました。栃木も震災の被害が大きく、余震が毎日のようにあり、部屋のガラスがガタガタと揺れていましたし、工房の瓦礫を撤去してから染めの修業に入りました」と次郎さん。

 

「下平先生の工房で修業しようと思ったのは、店で個展をさせていただいていたということもありますが、やはり図案から染め、水元までを一貫して出来るところで修業したいと思っていましたので、決めました。先生は厳しい方で、私が修業に行ったのは8年ほど前になります。先生は70代。現在、83歳になられています。修業の間は無我夢中でした。絵は小学校以来やっていなかったので、はたして覚えられるのかどうか分かりませんでした……」。

 

「古墳」の染め帯(モデルは女将の正代さん)

 

型絵染教室では子供さんも習う

半年の修業を終えて店に戻る次郎さんは、「これから店でいろんな人に型絵染を教えたい」ということを下平氏に話をしたところ、下平氏からは「栃木県展という展覧会で賞を取ったら教えてもいい」と言われます。そして「ちょうど3ヶ月後に栃木県展が開かれることをお聞きしたので、それに応募しました」。

 

そこで、次郎さんは和紙にカレンダーを染めた作品を出品したところ、最優秀賞を受賞しました。「栃木県展で賞をいただいたので、そこで先生に認められ、店で教室を開かせていただくことになった」と言います。当初は、店の3階で教室を開いていましたが、手狭になったことから、現在は店からすぐの自宅で型絵染を教えています。

 

教室には大人だけでなく小学生の子供さんも通っていて、型絵染でテーブルクロスやタペストリー、のれんなどの作り方を教えているそうです。

 

型絵染教室

 

藤井寺市など「古市古墳群」が世界文化遺産

昨年7月、藤井寺市を含む「古市古墳群」が世界文化遺産に登録されたことを受け、女将の正代さんが次郎さんに「『古墳』の染め帯をつくって欲しい」と依頼し、最近完成しました。その作品は、古墳の形の中に小さく古墳をデザイン化したもので、クリーム地にお太鼓の裏側は色を変えて灰色にしています。

 

次郎さん作の型絵染屏風

 

次郎さんは現在、地元「藤井寺市商店街連合会」の会長を務めています。今回、「古市古墳群」の世界遺産登録を記念し、6つの商店街が共同で古墳とゆかりの社寺を巡るスタンプラリーを実施。「藤井寺市から羽曳野市にかけて東西4キロ、南北4キロの範囲に分布する古市古墳群と周辺の六社寺を巡る」企画で、藤井寺市など大阪東南部は、いま古墳で盛り上がっています。

(西本俊三)

 

 

 

 

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