きもの美人が街を往く・2018 穀雨(2018/4/20)
二十四節気着物花saku 2018.04.204月20日は穀雨(こくう)です。
たくさんの穀物をうるおす春の雨が降るころのこと。
この季節の終わりには、夏の始まりを告げる八十八夜が訪れます。
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陽気が暖かくなり、きものでお出かけするのに良い季節となってきました。
今回は、編集部に寄せられた「初夏のきもの」に関するご質問に編集長がお答えします。
Q.コーディネートに、初夏の季節感を出すポイントを教えてください。
A.寒暖の差が激しいものの、緑が萌えて清々しい季節になってきました。素材は袷でも、色は初夏の雰囲気の色を、柄も初夏の柄を取り入れていくのが王道ですね。
そして、徐々に、帯留やかんざし、履き物やバッグなども初夏の素材に変えていくのがすてきです。
緑色の帯締をお持ちになることをお勧めします。
どんな色の花でも葉は緑。爽やかで、意外にもどんな色にでも合わせやすいので汎用性が高く便利です。
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今年は3月末から4月上旬にかけて気温が高く、桜の開花が例年よりかなり早まりました。そのため、「桜のきもの」に関するお問い合わせも増えています。
Q.桜柄のきものや帯は桜が咲く前しか身に着けることができないって本当ですか?
A.厳密に言えば、きものの色や柄で季節を先取りするのはとても粋ですし、私も心がけてはいますが、そんなことを言ったら訪問着だけでも二十四節気ごとに必要になってしまいますから現代社会では非現実的かもしれませんね。
もちろんゆとりのある方はぜひそんな装いを楽しんでいただきたいと思いますが、季節の先取りは少しずつ、できる範囲で楽しむことにして、桜は日本の花。
日本人の象徴ですから四季折々のきものがそろうまではいろいろな季節に着て良いのではないでしょうか?
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