世界213ケ国のきものが完成! 大阪で「KIMONOプロジェクト」写真展開催
一般社団法人「イマジン・ワンワールド」
イマジン・ワンワールド 2020.08.25「一般社団法人イマジンワンワールド」(高倉慶応ファウンダー、手嶋信道代表理事)は、同KIMONOプロジェクトで進めていた世界213ケ国のきものが完成し、このほど大阪市福島区のカフェ&ギャラリー「marina(マリナ)」で同プロジェクトを振り返る写真展を開催。
公式フォトグラファーによる写真の解説とオンラインによる生配信を行った。写真展は9月7日まで開かれている。(文・西本俊三)
「KIMONOプロジェクト」について解説するファウンダーの高倉慶応氏(右)
2014年5月プロジェクトをスタート!
高倉氏(福岡県「蝶屋」社長)は2014年5月、2020年7月開催予定だった東京オリンピックに向けて世界のきものを製作しようとKIMONOプロジェクトをスタート。同年8月「一般社団法人イマジンワンワールド」を設立し、同プロジェクトの運営母体として活動を始めた。
その後、11月の「きものサローネin日本橋」で6ケ国のきも製作の発表し、多くの賛同者や制作者の共感を得ながら各国のきものや帯の製作を進めてきた。その間、新聞、テレビなどのメディアで同プロジェクトのことが大きく紹介されたのをはじめ、アメリカ・ロサンゼルス、イタリア・ミラノなどでパレードを実行。国内で開かれるイベントや式典などできものプロジェクトのPRを兼ねたショーなども実施してきた。
また、18年4月には100ケ国完成披露式典を久留米市で開催。19年6月にはG20大阪サミット各国首脳のお出迎えなどで同プロジェクトを紹介。そして、今年7月213ケ国のきものが完成した。
フォトグラファー3人による写真展
オンラインで写真解説
写真展では同プロジェクト公式フォトグラファーの3人(加藤浩巳氏、前田賢吾氏、古木絢也氏)が写真の解説を行うとともにネパールのきものを製作した兵江美香さん(手描き友禅師)を迎えてオンラインによる生配信で写真展の模様を紹介した。
ファウンダーの高倉氏は次のように話している。「作品を通して日本文化・着物文化の素晴らしさはもちろん、それぞれの作品に潜む『相手を想う気持ち』『相手のために尽くす姿勢』をお汲み取りいただき、ひいてはその気持ちが一つになって『平和と共存』のメッセージとして世界に広がることを切に願っております」。
オンラインで写真撮影時のいきさつなどを説明