「ジャパラン」オリジナル浴衣&帯ベルトを発表 和素材を駆使したカバンなど製作
「ジャパラン」(神奈川県茅ケ崎市)
着物・浴衣 2021.09.27「ジャパラン」(神奈川県茅ケ崎市、星千鶴代表、https://www.japaran.com/)は、来春夏用の浴衣を発表しました。西陣織の帯を使った「ランドセル」をはじめ和素材を駆使したカバンなどを作っている同社。今回、染色メーカー「武田染工」とのコラボで「浴衣」を製作。このほど、大阪・天王寺の「あべのハルカス近鉄本店」で「オリジナル浴衣&帯ベルト新作発表」と題して新商品お披露目ライブを開催しました。(取材・文:西本俊三)
商品お披露目ライブで解説する星代表(右から2人目)
アンティーク帯の色合いに惹かれて
「ジャパンラン」は、「MOTTAINAI」から生まれた〝エシカルブランド〟。例えば、西陣織の帯や着物、岡山県児島の「JAPANデニム」、上質な本革、アフリカウガンダの伝統布などをミックスした1点物のカバンや小物を作っています。星代表によると、アンティーク帯のきれいな色合いに惹かれ、〝大人のランドセル〟を製作。百貨店のポップアップショップをメーンに活動していますが、テレビなどメディアで取り上げられるなど話題を集めています。
「ブランドは2015年に立ち上げて6年目になります。西陣織の帯とJAPANデニム、書などいろんなコラボをベースに創作しております」と星代表。「きものは着たいと思いますが、自分では帯が結べないので、帯ベルトを作りました。サイズが調整できるので、洋服でも使えます。基本、アンティークの帯が好きで、そこから物づくりを始めます」。
「武田染工」とコラボした浴衣
浴衣は「武田染工」とコラボ
一方で、東京で開催されているイベント〝きものサローネ〟に参加している時に、今回、染めの方でコラボした「武田染工」(愛知県)との出会いがあり、浴衣に「七彩染め」を加工したオリジナルを提案しました。
商品的には無地の黒、紺、白の3タイプ。浴衣として、またロングコートのように羽織る着方など「自分流にアレンジしてコーディネートを楽しんでいただければと思います」。
ライブでは、4人のモデルが新作浴衣で登場。星代表が浴衣のコーディネートスタイルについて解説するなど同ブランドの新アイテムをアピールしました。
西陣織の帯を使った「ランドセル」