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さぁ、ウェボリューションへ! 顧客創造の突破口

誰が宝物にたどり着けるのか

2019.07.24

こんにちは。PR現代の大下直子です。

暑中お見舞い申し上げます……と、ハガキを出すのもなんとなくはばかられるような曇りや雨の続く今年の東京。私は猛烈にお日様が恋しくなってきました。体調を崩している人がとても多いようですが、皆さまはいかがでしょうか?かく言う私も睡眠不足とストレスが原因(医者はそういう)のヘルペスと難聴という、さっぱり分からない病気で安静を言い渡されましたが、生まれつきマグロのような性質のせいでしょうか……、どうも「安静」の意味がよく理解できません(笑)そして、医者にそう言われても、私はものすごく良く眠れるし、元気なのです。

いよいよ梅雨明け\(^O^)/

さて、昨日は二十四節気の「大暑」でした。ここがピークであるはずの「暑中」は、小暑(七夕の頃)から、立秋の前日(8月7日頃)までなので、「暑中」らしさを感じないまま、東京はようやく来週、梅雨明けすると、天気予報のお姉さんが明るい笑顔でおっしゃっていました。そしていよいよ気温35度超の猛暑日がやってくるんですね〜。子どもたちはすでに夏休みに突入!とはいえ海やプールに入ったら唇が真っ青になってガタガタ震えちゃいそうなので、暑い夏を待ちわびている人もそろそろ多いかもしれません。私も夏野菜もお日様を待っていま〜す。もうすぐです\(^O^)/

爆汗かきの私にとって気温が低いことは体力的にありがたいと思うこともありますが(汗、人一倍かいてますけどね)、それぞれの季節がそれぞれの季節らしいこと、夏は夏らしいほうがいいなぁと思う今日この頃です。暑ければ暑いで文句タラタラの私。結局無い物ねだりのワガママです。ところで雨の降り方でとても心配なことが増えてきましたネ。

日本語や、日本人の感性は世界で一番素晴らしいんじゃないかと思うほど、学べば学ぶほど、知れば知るほど奥が深く驚かされることもしばしばですが、この「雨」や「雨の降り方」を表す単語……日本語にはその表現が、400以上もあるというこの情緒! こんなに狭い国土に降り注ぐ雨に、その季節や風情や降り方で、丁寧に「名前」を付けてきた先人達のセンスには驚くことばかりです。日本語をしゃべっていることって、もしかしたらすごく誇れることなのかも!? なんかうれしくなってきます。

四季のある国だからかもしれませんが、「白雨」「五月雨」「酒涙雨」「夕立」「神立」……と、そんな雨の名前、枚挙にいとまがありません。昨今ニュースになっている梅雨の終わりの心配なこの大雨は「暴れ梅雨」といいますが、大暴れもほどほどにしてほしいですね。暴れ方が年々ひどくなっているようで、これ以上暴れないでくれと祈るばかりです。一ヶ月分に降る雨が短時間に局所的に降る集中豪雨の悲しい被害や事故。記憶に新しいものがいくつもあります。どうか被害が出ませんように。風情あふれる雨の名前楽しめる程度で終わって! まじで。

そんな中、新海誠監督の最新作「天気の子」が公開されました。このあたりをテーマにしている視点がスゴイと思いますし、そこから創り上げる物語も、表現もすごいなぁ〜と思います。まさに近年、さまざまな雨を体験している私たちが細胞レベルで共感してしまいそうな雨の表現。映像と音で変わりゆく気候を見事に表現していると評判も上場ですね。私も早く行かなきゃ! しかし、この天候が続く中での映画公開。モッテル人は持ってるなぁ〜ってちょっとビックリしている一人です。

さ〜て、来週は、いよいよ7月30日(火)のセミナー。いつもの仕事に加えて、セミナーの準備でおかげさまで社員一同、とっても忙しくさせていただいております。活気ムンムンです(暑苦しい 笑)どうか道中お気をつけて、楽しみにお越し下さい。雨や嵐で交通機関が乱れませんように! 絶対にご期待に添えるように万全の準備をいたします。全社員しゃかりきです。そんなしゃかりきな毎日って、とっても大変なんですが、なんだかワクワクと楽しみでもあります。

そして、必死で心を一つにして何かに向かう日々は、大きな学びの日々でもあります。日頃と少し違う仕事をしながら、いろいろなことに気づかせていただいています。準備をしていてつくづく思うのは、敵は「マンネリ」という恐ろしい病気だな〜ということ。当社の夏季セミナーはお陰様で50年前の創業時から続いているわけです。それはそれで誇りに思えるすごいことですし、その雰囲気やテイストやテーマは時代によって変わるので毎回同じということはないのですが、50年以上欠かさず開催しているわけですから社員は全員! 入社をしたその年からセミナーを経験している。やり続けているわけで、全員が慣れているんです。

私はこの「慣れ」が一番恐ろしい敵だと思っています。

去年と同様に、いつも通りにという発想は、新たな気づきをゴッソリ奪います。しかも奪われていることに気づかない「沈黙の癌」みたいなもの。音もなく、症状もなく、静かに進行して、気づいた時には「手遅れ」なんて……(怖)
ワイドショーや週刊誌、ネットを賑わせている関西のほうの某芸能プロダクションも、もしかするとマンネリや慣れ、勘違いの「当たり前」が、いろいろな病気の原因の1つなのかもしれないですね。

不慣れ故に起きるさまざまなミスや不具合ももちろんありますが、慣れているが故に起きる「気づきの低下」や「新しいチャレンジへのブレーキ」は本当に恐ろしい。人としても企業としても、成長や進化や発展を妨げる最大の敵がそこらへんじゃないかと私は思っています。

人は簡単なほうへ、慣れているほうへ、楽なほうへと知らず知らずのうちに流されていく生き物のように思います。そしていろいろなことを楽観視しがちな人が多いように思います。「また雨だ〜」「こないだも大丈夫だったから大丈夫だろう」「きっとウチだけは大丈夫じゃないかな〜?」そんな理由かどうかは分かりませんが、7月初旬の大雨で110万人に避難勧告が出たにも関わらず、実際に非難をした人は6300人にとどまったというニュースを聞きました。

人は常にいろいろな判断をしながら生きています。「私は判断力がないから」と自分で思っている人でも、毎日朝起きたその瞬間から夜に眠るまで、いろいろなことをジャッジしながら生きています。そして、自ら難しいように、不慣れなほうに、困難なほうにと道を選ぶことはなかなかあり得ないのではないかと思います。前回と同じやり方は、本当に楽で確実でカンタンですから。ましては習慣になってしまったら、変えるのはもう容易ではない。

思い込みは手術では治りません

もう一つの敵は「思い込み」。セミナーとはこういうものだ、催事とはこういうものだ、問屋とはこういうものだ、小売店はこういうものだ、振袖とはこういうものだ……慣れていれば慣れていることほど新しい発見もなければ、疑問も抱かない。本当はものすごくおかしいのにまったく気づかない。もっといいやり方があるのに分からない。間違っていてもなにひとつ疑問を抱かない。それでいて「自分には経験がある」「自分は分かっている」「自分は正しい」と思い込んでいる。世の中にはそういうことがたくさん、たくさんあるのではないかと思うのです。そう、私も、私たちも。

そんなふうに考えると、新入社員や、新しいお客さま、新しいお取引先とのコミュニケーションは本当に大事だなぁと思います。ちょっと極論になりますが、例えばクレームも貴重だしありがたいな〜と思います。上手くいかないことやお叱りの言葉などはできればないほうがいいのが当たり前ですが、その中に、「マンネリ」や「思い込み」で凝り固まった自分に、気づきをたくさんいただけます。

私たちが「当たり前」と思っていることを、新人さんが素直に「どうして○○なのですか?」と質問してきたとしましょう。忙しい時に面倒臭いことを聞きやがってと思ったことありませんか? 私はあります。「昔からそうなってるんだよ」「うちはそういうやり方なんだ」「何がおかしいんだ」と一刀両断にするのは簡単なことですが、一刀両断を続けていると、せっかく新鮮な目で、新鮮な疑問を持ってくれている新人さんたちはきっと、「どうせ怒られるから」「どうせ相手にされないから」とだんだん聞かなくなり、何も言わなくなるでしょう。そのうち、マンネリや思い込みの中に巻き込まれて気づくことも減って「慣れ」ていく。残念!

 

宝物にたどり着けるか?

新人さんが不満に思うことや疑問に思うことや、新しいお客さまが理解しにくいサービスや、喜ばないサービス、効果のない値引き、新しい取り引き先と上手く行かないことの中には改善のきっかけをくれるものすごい「宝物」が隠されているのではないでしょうか?

入社の応募者が少ない、採用が難しい、社員が定着しない、新人が育たない……特に学んでも学んでも足りない底なし沼のような着物の知識。悩みは尽きません。しかし、高度な専門知識や専門技術に加えて、折れない心や前向きな営業マインドを持ち、素直に上司の言うことを聞き、明るく前向きな人なんて、絶滅危惧種のトラとかゴリラより少ないんじゃないでしょうか?

すぐに解決できる問題ではありませんが、来週のセミナーの午後の分科会ではそのへんの課題にも取り組んでみようと思っています。ダイヤモンド社さんとビズリーチさんにご協力いただきます。大きなヒントになるといいのですが……。

また、振袖新規からのリピート率がどんどん下がっていく中、そしてお商売の環境が猛スピードで激変していく中、「絶対」と言える策を見いだせないまま、新規客づくりは、出口のない迷路に迷い込んでしまったような感があります。着付け教室からの新規客は、きものビギナーである可能性が高いですし、お手入れ新規からの新規客は、店にとっては新しいお客さまでも、着物ビギナーではありません。ここを雑に一絡げにして同じDM、同じコミュニケーション、同じ提案、対応でいいわけがない。時代の変化や人々の価値観の変化もあり見込み客発見や新規客づくり、ファンづくりも新たな時代へと突入しています。これまでなかった仕組みの新しい営業支援ツールのご紹介もいたします。

人も企業も宝物にたどり着けるか? 目の前にある宝物を次々とスルーしていくか? は、慣れやマンネリ、思い込みをどれだけ排除して、時代を見つめ、素直に謙虚に「事実」と向き合えるか? というところにかかっているような気がしてなりません。
一週間後の夏季セミナー。主催をする私たちも、お越しくださる皆さまも、きっとたくさんの「宝物」に出会えますように。残り一週間全身全霊で準備にあたります。当日皆さまの笑顔と私たちの笑顔のシンクロから、ステキなミラクルが、た〜くさん生まれますように!

7月30日(火)夏季セミナー
詳細はこちらからご覧ください。

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