スマホで確定申告
2020.01.16こんにちは。PR現代の佐藤です。
本年もよろしくお願いいたします。
成人式も終わり、新年もだいぶ落ち着いてきました。
しかしこの冬は暖かいですね〜。
マフラーをしていると暑く感じるほどです。
ここまで暖冬なのはちょっと記憶にないですね。
1月の時点で滑走可能なスキー場は全国400カ所のうち67.5%とのニュースを見ました。
各地で雪や氷のイベントも中止や縮小が相次いでいるとか。
関東では秩父の三大氷柱のうち2つが暖冬の影響で溶けてしまって閉園になったそうです。
世界規模で温暖化が進んでいるようで心配です。
さて、今年も確定申告の時期が近づいてきました。
今年の申告期間は2月17日から3月16日までとなっています。
会社勤めをしていると、毎年会社で年末調整をしているので確定申告は個人事業主だけ?と思っている人も多いのではないでしょうか。
あらためて、確定申告が必要な人を確認しましょう。
A 給与所得がある人の場合
1 年間の給与収入が2,000万円を超える場合
2 複数の会社から給与を受けている場合
3 給与以外の副収入の所得金額が20万円を超える場合
よく混同してしまいますが給与額と所得額は違います。
計算方法は6パターンあります。
給与所得=給与金額-給与所得控除額
- 給与金額が180万円以下 給与所得控除額=収入金額×40%(65万円未満の場合は65万円)
- 給与金額が180万円〜360万円 給与所得控除額=収入金額×30%+18万円
- 給与金額が360万円〜660万円 給与所得控除額=収入金額×20%+54万円
- 給与金額が660万円〜1,000万円 給与所得控除額=収入金額×10%+120万円
- 給与金額が1,000万円〜1,200万円 給与所得控除額=収入金額×5%+170万円
- 給与金額が1,200万円以上 給与所得控除額=230万円
例えば給与収入500万円の場合は下記が給与所得金額となります。
500万円-(500万円×20%+54万円)=346万円
4 年末調整を行っていても、確定申告したほうがよい場合
- ふるさと納税をしていてワンストップ特例制度を利用していない場合
- 医療費控除の対象になる場合
※年間10万円以上の医療費を払った場合(通院にかかった交通費もOK)
- その年に住宅ローンを組んだ場合 ※2年目からは年末調整で控除されます
- 寄付をした場合 ※2,000円を超える寄付
- 年末調整で申告し忘れた保険料控除がある場合
B 所得が38万円を超える自営業
C 公的年金の収入金額合計が400万円以上で公的年金に係る雑所得以外の所得金額が20万円を超える場合
以上、主立った確定申告が必要な場合を紹介しました。
特に医療費や寄付金、今流行のふるさと納税などは少しでも戻ってくるならば申告しておきたいですね。
続いて今年の変更点について
毎年少しずつアナログだったところが変更となっているようです。
1 源泉徴収票の添付が不要になりました
毎年ペタペタ貼っていたのが懐かしいですね。
更に昨年からは医療費控除の申告に必要だった医療費の領収書の提出が不要になりました。
そのかわり医療費控除明細書に記入をして提出します。
明細書はPDF版とExcel版があります。直接入力もできます。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tokushu/iryouhikoujo2.htm
確定申告も、この数年で劇的に変わってきています。
そしてついに昨年からスマホでの確定申告ができるようになりました。
利用対象者が昨年は1カ所から年末調整を受けている給与所得者のみだったのが2020年は2カ所以上から年末調整を受けている給与所得者、年金収入のある人も申請できるようになりました。
申請内容も2019年は医療費控除と寄付金控除のみでしたが2020年はすべての所得控除について申請できるようになりました。
つまり2020年が本格的なスタートということですね。
PCではe-Taxとして2004年から利用ができましたが、スマホ版の登場によって一気に利用者も増えるのではないでしょうか?
かつてのイメージでは確定申告は面倒だし、税務署へ行かなくちゃいけないし、e-Taxはよく分からないし……などなどありました。
いずれにしてもアナログなイメージは強かったですね〜。
ただし、スマホを利用する場合でもe-Taxの登録が必要になりますのでお忘れなく。
スマホ版はこちらから
https://clientweb.e-tax.nta.go.jp/UF_WEB/WP000/FCSE00001/SESP0010SCRSP.do
今までの手書きや出力、添付、郵送などの手間を考えると3分の1くらいの時間でできるのではないでしょうか。
確定申告の予定のある方はぜひ試してみてください。
5G(第5世代移動通信システム)も始まりますし、2020年は大きな変化の年になりそうです。