きもの専門店5つのタイプとは?
2020.01.22
こんにちは。しもじんこと、PR現代 の下島です。
昨年、きもの、ジュエリー専門店のこれからのあり方、お客様づくりの方法を集約した拙著『ザ・ネクストショップ』をセルバ出版より上梓いたしました。たくさんの方にお読みいただきこころより感謝申し上げます。今回は、拙著でも紹介させていただいた「きもの専門店5つのタイプ」についてご紹介します。
きもの専門店5つのタイプ
お客さまの価値観も多様化しているなか、成功するきもの専門店にもいろいろなタイプがあります。ここではここ数年の傾向を踏まえ5つのタイプに整理しています。『ザ・ネクストショップ』では事例をもとにこれから生き残る専門店のあり方を5つに分類しています。みなさんのお店はどのタイプでしょうか?
1:振袖から高級呉服まで扱うフルスペック型きものショップ
地域の有力店として存在感を示す、きもの総合専門店。客層は幅広く、取扱商品も豊富。振袖からの顧客化が重要なポイント。小・中商圏、地方都市に多い。人材の確保と育成が今後の重要課題となる場合が多い。
2:レンタル、写真館ビジネスを中心としたフォトスタジオ型ショップ
振袖を中心に、七五三、袴、ブライダルなど、人生の記念日を応援するレンタル、写真館。競合他社との差別化、SNSなどで新規客づくりだけでなく、いかにリピーターを増やせるかが大切。振袖購入後の顧客のライフスタイルに合わせ、今後はブライダル関連分野に発展の可能性をつなげたい。
3:専門特化した店主のこだわり型ショップ
女将やこだわりの店主のもと、商品、サービスなどでオリジナリティを発揮する専門店。顧客が店のサポーターとなり店主を中心としたコミュニティーを形成しファンを着実に増やすタイプの専門店。都心などの大商圏に立地する。
4:得意分野を打ち出したECショップ
リサイクル、お手入れ、カジュアルきものなど、ネットを活用したEC(エレクトリック・コマース)型のショップ。問屋の別事業体のケースも多い。メンテナンスサポートをするリアル店舗と両面で顧客との接点を増やすショップも存在する。
5:SNSの達人が営む「One to Oneショップ」
デザイナー出身のオーナーが、マンションアトリエをもち、ファンを中心にオリジナル商品やお誂えを行うタイプ。他社のOEMを手がけるなど多面的なビジネスを展開。ファンとのコミュニケーションはSNSを駆使しそのライフスタイルを共有する。
大切なことは、自分を活かし切り、好きでたまらないことをすること
経営者の夢や人生観、店の歴史、立地状況、客層、商圏環境など、諸条件によってお店のタイプはさまざまです。しかし共通する点はモノ売り業ではなく、生活者のなりたい自分をサポートするライフクリエーション型のショップであることです。
さらに大切なことは、自分を活かし切り、好きでたまらないことをすること、お役に立てている実感がもてること、社員が楽しんで仕事に取り組んでいること、お客さまが喜んでくださること、そしてきちんと利益を生み出し、ビジネスとして経営が成り立つことです。
2020年、東京オリンピック・パラリンピックという節目の年をチャンスとし、それ以降の不透明な時代への備えをすべき大切な一年。自社の進むべき道=ビジョンを明確にし、お客様づくりの総点検、再構築を図ることが今後の経営基盤へとつながります。
おかげさまで創業55周年となるPR現代は、ウェブ、広告、編集事業を通じて、次世代の顧客と経営者を創造する「ネクストショップ」づくりをこれからもサポートしてまいります。これからの店づくり、お客さまづくりのご相談は弊社のスタッフまでお気兼ねなくご相談ください。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
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新たなビジョンを掲げ日本の専門店は再生する!
『ザ・ネクストショップ』
発行 セルバ出版/B6版 152ページ 定価 本体1,500円(税別)
詳細は、こちらよりご覧いただけます。
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