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実践実例レポート 次世代のお客さまづくり

さいたま市で好調の3R特化型ジュエリー専門店を特別視察!

PR現代「JMG(ジュエラーズ・マインドグループ)」

JMGアイデクトエクミス 2019.07.09

2019年6月19日(水)、(株)PR現代が主宰する宝飾小売業のマーケティング勉強会「JMG(ジュエラーズ・マインドグループ)」の6月度定例会「3R好調店ダブル視察会」がこのほど行なわれました。

 

今回の定例会では、リフォームや再販など3R(リフォーム・リペア・リサイクル)が好調な2店舗の見学会を実施。「アイデクト」と「イーエックス」、いずれも浦和駅前の商業施設内にあるインショップです。3Rを自店に有効に取り入れたい、また自店の仕組みを改善したいという会員の方たちの熱意が伝わる活気ある見学会となりました。

 

真っ赤な壁面に映えるデジタルサイネージが印象的な「アイデクト」浦和パルコ店

モダンで親しみやすい「アイデクト」浦和パルコ店

「(株)ジュエリーアセットマネジャーズ」が運営するジュエリープランニング専門店アイデクトの浦和店は、若年層向けの商業施設にふさわしく、浦和パルコ3階にある真っ赤な壁面が印象的な売り場面積7坪の店舗です。

 

オープンから1年、エスカレーターの裏側にあたる立地ということもあり、地元の人々への認知度はまだまだこれからとのことでしたが、同じフロアには手芸洋品店「ユザワヤ」の大型店舗があり、フロアを訪れる客数はかなり多いようです。角地を利用した店舗は、長辺の3分の2がオープンスペースとなっています。残る壁面にはデジタルサイネージを設置し、イメージビジュアルを流しています。

 

リフォームサンプルのディスプレー

店頭のショーケースでは主に再生ジュエリーを展示・販売しています。店内の壁面にあるショーケースはリフォームサンプルの価格表示と、リフォームシステムの説明スペースに使用。コンパクトで回遊性の高い店舗空間を構成しています。デジタルサイネージの内側には商談スペース、奥にバックヤードを併設しています。

 

ブランドの再生ジュエリー

 

 

 

知識ゼロから2週間でプロを育てる 驚異的な教育プログラム

販売員はゆきとどいた教育システムを受け、豊富な知識と落ち着いた話術で、お客さまのニーズを自然に引き出す接客です。別業種からの転職者が半分を占めるという販売員は、2週間の研修で修理・買い取り・リフォームの基礎知識を修得し、1年後には実戦経験を積み、かなりのジュエリー知識を会得しているとのことです。2週間の研修の後、6カ月間は研修期間として店舗に立ち、7カ月目にはお客としてショップリサーチに派遣。一定期間ごとにテストを実施します。

 

この教育プログラムは、ジュエリーのプロ集団を作るにはどうしたらよいかを考えるところから始めた、試行錯誤の末に完成させたシステムだそうです。未経験者がきちんとジュエリーの知識と接客スキルを習得できる教育システムをしっかり実践しています。

現在、販売員の平均年齢は30代前半ですが、店舗が入居している商業施設によって配属する販売員の年齢層は変えているといいます。

 

シックなインテリアの店頭

 

 

お客さまの宝石箱をまるごと管理する 「マイジュエリーボックス」

アイデクトがお客さまの潜在需要を引き出す秘策として活用するのが「マイジュエリーボックス」です。お客さまのジュエリーを写真付きで保管し、地金の種類、グラム数、リングサイズなどのデータとともに管理しています。これによってどこの店舗からでも顧客情報を閲覧することができ、店舗間の情報共有、情報交換に役立てています。またお客さま自身がホームページ上のマイページからアクセスし、新たに購入したジュエリーなどの情報を閲覧したり追加したりすることもできます。お客さまがご自身のお手持ちのジュエリーをご覧になっているうちに、古いものを新しくしたいという思いが芽生えることもあるといいます。

 

お店としては顧客ごとの所有ジュエリーをお店が把握することで、リフォームや買い取りなどの提案をタイムリーかつ積極的に行うことが可能となります。一度お預かりしているジュエリーの写真は、拡大すればキズや内包物も確認でき、修理やリフォームでお預かりするときのトラブルも防ぐことができるそうです。

「マイジュエリーボックス」への登録には、何よりも顧客との信頼関係が重要です。そのためおのずと販売員は、店頭での日々の接客を大切にするようにしています。

 

「アイデクト浦和パルコ店」のホームページはこちらから。

https://www.aidect.jp/shop/urawa.html

 

 

「イーエックス」浦和コルソ店は 地元密着でファン層を獲得

伊勢丹浦和店に隣接する商業施設、浦和コルソ1階に入るイーエックスは、JMGメンバーでもあるジュエリーリフォームメーカー「(株)エクミス」の直営店舗です(売り場6坪)。 路面店感覚で立ち寄れる気軽さがあります。コンパクトな店構えを生かし、お客さまとの距離を縮める親しみやすい接客を行っています。

 

伊勢丹やコルソのある浦和駅西口エリアは古くからの高級住宅地を背景に、落ち着いた客層に支持されて発展してきました。イーエックスの顧客層も裕福な年配のお客さまが主流で、販売員は店舗の前を通るなじみのお客さまにもご挨拶を欠かさないなど、こまめにお声がけを行なっていて、顧客との絆を感じる接客が特徴です。

 

温かみあるイーエックス浦和店の店内

 

 

アンティーク家具を配した店内は抜群の入りやすさ

“開かれた店舗”と表現したくなるような、立ち寄りやすい店頭は、視線が低く見渡しやすい、圧迫感のない造り。相談に訪れたお客さまがリラックスして腰を落ち着けたくなるような、居心地の良さを演出しています。店舗左手を占めるガラス張りの作業スペースは、壁面を利用して修理料金を加工内容別に明記して、新規のお客さまの潜在需要を引き出すのに一役買っているようでした。地金の変色などに関する注意点も細かく記載してあり、安心して依頼できる工夫がされています。

 

豊富なサンプル枠

 

わかりやすい!と全員が注目した 「昭和ジュエリー」展示コーナー

店頭に置かれたアンティーク調のショーケースには、懐かしの昭和時代のリングが各年代ごとに展示されています。「こういう指輪持ってる!」「この時代はこんなデザインが流行ってたんだね」と、誰もが思わずつぶやいてしまうようなディスプレーで、集客効果が期待できそうです。

ショーケースには国際宝飾展などで女優さんに贈呈したジュエリーの写真が女優さんのポートレートとともに飾ってあります。ショーケースの中はノスタルジックな香りであふれていました。

 

昭和ジュエリーのディスプレー

店頭の液晶モニターに流れるのは 放映されたリフォームドキュメンタリー

店頭に掲げられた液晶モニターでは、テレビ埼玉で放映されたジュエリーリフォームのドキュメンタリー番組がリピート再生されて流れています。女性アナウンサーがお母さまから譲り受けたジュエリーをリフォームするべく、イーエックスの店頭を訪れ、相談から受け取りまでの様子を収録したもので、ジュエリーリフォームの一連の流れがよくわかります。依頼者の女性アナウンサーと本社の社長との対談や、完成した商品を手にして感激のコメントを語るなど、ついつい引き込まれる内容です。

 

リフォームドキュメンタリーを放映する液晶モニター

 

液晶パネルの周りにはリフォーム事例を額装して展示してあり、新規のお客さまが具体的にイメージしやすいように訴えかけています。

 

「イーエックス浦和店」のホームページはこちらから。

http://www.jewelryreform-ex.com/

 

 

おわりに

浦和駅を挟んで至近距離にある「アイデクト」と「イーエックス」。顧客層がまったく違うためお客さまの争奪はなく、それぞれの強みを生かした業態展開となっていました。同じジュエリーリフォームを柱としていながら、異なる個性で好業績を生む二つの店舗の視察は、各地域で宝飾店を運営するJMG会員にとって、経営のヒントにあふれた貴重な機会となりました。

 

(株)PR現代が主宰する宝飾小売業のマーケティング勉強会「JMG(ジュエラーズ・マインドグループ)」についての詳細はこちらからご覧いただけます。

https://pr-g.jp/promotion/jmg/

(文・嵯峨紀子)

 

 

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