採用前に社内環境をチェックしましょう
2019.05.22こんにちは。
PR現代の佐藤です。
前回のブログは平成最後でした。
そして、今更感が半端ないですが、私もこれが令和最初のブログとなります。
令和になってすでに半月以上が経ちましたので、一時のフィーバーも落ち着きつつありますね。
GW10連休とも相まって
私も上皇陛下、天皇陛下のこれまでの人生や、お人柄などについてとても詳しくなりました。(笑)
さて、今回は採用から人材育成についてもう一度よく考えてみようと思います。
5月2日の弊社取締役 神山のブログタイトルは『きものが好きな子から辞めていく」を止めるために』というものでした。
本当に衝撃的なタイトルでした。
弊社自身も新卒採用した社員が退職する度にこんなはずではなかったと思うだけで、本質をつかめないまま時を過ごしていた時期もありました。
現在、小売の現場では採用、人材育成、離職が大きな問題となっています。
ネットで離職率の高い業界を検索してみると、「医療福祉業」、「小売業」、「生活関連サービス・娯楽業」、「教育・学習支援業」、「飲食サービス・宿泊業」が上位5つの中に入ってくるようです。
お気づきの方もいると思いますが、この5業種は主にB to Cに分類される業界が多いのが特徴です。
私も確かに忙しい、大変だなぁというイメージを持っています。
そして、気になるのがこれらの業界に共通することとは一体何?
ということですが、皆さんもぜひ一緒にお考えください。
ヒントはB to Cであることも含みます。
何個か出てきたでしょうか?
まずひとつめは、「労働時間が長い」、「休日が少ない」ということです。
上記の業界は、先日の10連休でもあまり休めなかったのでは?と想像してしまいます。
昨今の人材不足も重なって、激務のイメージが強い業界です。
B to Cということもあって、勤務時間はさまざまであり、土日休みの企業は
少ないイメージがあります。
ふたつめは「給料が安い」ということです。
激務な上に「給料が安い」のでは大変厳しいと言わざるを得ませんね。
同時にチェックすべきは、法定どおりの賃金は支払われているか?
適正な残業手当は支払われているかということも重要です。
残業手当は基本給に含まれているなどは完全にアウトではないでしょうか?
給料に関することで言えば、昇給や賞与についても同様です。
激務な仕事ほど、この部分が欠けてしまうと離職に直結します。
せっかくやりがいを持って働いていても、これではモチベーションも上がりませんよね。
以前、このブログで採用活動について効果的なやり方を紹介しましたが、その前に、企業規模の大きさに関係なく「企業」としてやるべきことをやっているか?に尽きます。
もし今後も採用を必要とするならば、まずは社内環境の整備が第一です。
結局原点である「就業規則」「給与規定」「評価システム」の三点セットにたどり着くことになります。
夢ややりがいだけで、勤務待遇が不透明な会社に応募してくる人は本当に希なことでしょう。
「働き方改革」に国を挙げて取り組んでいる時代です。
我々企業も大きく変わらなければなりません。
「昔のまま特に大きな変更はないですよ」なんていうのではアウトです。
「社員も数名しかいない」「パートさんだけでやっているから」「文句言われたこともないし……」
これではいくら採用活動に力を入れて、仮に採用することができても結局育たず辞めてしまいますよね。
なるほど採用と育成は両輪ということがよくわかります。
前出の三点セットはもちろんのこと、企業として魅力ある職場づくりを目指すことが本当に重要です。
これに気づくと、今の状態では採用なんてできない、人が辞めてしまうということが本当によく理解できるようになります。
特に社長さんは先頭に立って「働き方改革」を進めていかなければなりません。
そうすることで、社員は会社の本気度を知ることになります。
よし自分も!となるのではないでしょうか。
企業はボランティアではありませんが、永続していくためには必要なことがたくさんあるのだと痛感します。
これは弊社でも同じことです。
なかなか理解できず苦労した時期もあります。
自分たちが知らない間に「ブラック企業」と呼ばれているなんてことのないようにしなければなりませんよね。(汗)
お知らせです。
今週から夏季セミナーの情報を公開していますが、分科会では「令和時代に優秀な人材を育成する方法とは?」のテーマで「株式会社ビズリーチ」執行役員/キャリトレ事業部長兼マーケティング統括部長 中嶋孝昌 氏にご登壇いただくことになりました!
皆さんも「ビズリーチ!」のかけ声で有名なCMは見たことがあるのではないでしょうか?
今までの採用業界の常識を覆し、新しい仕組みで成長を続ける同社の話はぜひともお聞きいただければと思います。
個人的に私も本当に楽しみにしています。
今回は企業の永続のために、本当になんとかせねば!と強く感じました。
お互いにがんばりましょう!
第54回夏季セミナー特設サイト
https://pr-g.jp/2019/05/15/summer-seminar-2019/