「2019年度 IT導入補助金」
2019.02.07皆さんこんにちは、PR現代 佐藤省二です。
東京は先日春のようなぽかぽか陽気でしたが、またまた元の真冬に戻ってしまいました。
最近は寒暖の差が激しく上下することが本当に多いですね。
体調管理がとても大変です。
加えて空気の乾燥が半端ない!です。
インフルエンザは過去最大の大流行のようです。
皆さま、くれぐれもお気をつけください。
さて、今回は2019年度「IT導入補助金」に関する情報をお伝えします。
「IT導入補助金」は
日々の経理を効率化する会計ソフト・顧客情報等を一元管理するクラウドシステム等のITツールの導入を支援するものです。
まず、補助対象となる事業は
- 日本国内で実施される事業であること。
- IT導入支援事業者が登録するITツールを導入する事業であること。
1.対象事業者は
中小企業、小規模事業者(飲食、宿泊、小売、卸、運輸、医療、介護、保育等のサービス業の他、製造業や建設業等も対象)
2補助額、補助率は
上限額450万円 下限額40万円 補助率 1/2
3.補助対象のITツールは
HPに登録、公開されているITツールが対象です。※ハードは対象外
例えば
日々の経理を効率化する会計ソフト
顧客情報等を一元管理するクラウドシステム
職員間のコミュニケーションシステム
飲食店のセルフオーダーシステム
の導入・設定費用等が含まれます。
4.申請方法は
ITツールや、国の補助金申請等の手続きに詳しくない方でも、本事業で登録されたIT導入支援事業者が、ITツールの説明、申請、導入・申請方法等のサポートをします。
2017年からスタートしたIT導入補助事業ですが、2019年も平成30年度第2次補正予算が閣議決定され、「IT導入補助金」が公募予定であることがわかりました。
今回の発表では、大きな変更点があります。
なんと昨年までは50万円だった上限額が大幅にアップされ450万円になるとのことです。
補助率は前年同様1/2となっています。
3年目を迎えるこの「IT導入補助金」ですが、予算が初年度は100億円、次年度500億円と増えてきましたが、補助額が50万円と少額だったためか予算が大幅に余ったそうです。
補助金は助成金と違い、要件を満たすだけでは受給できません。
審査がありますので、落ちる可能性もあり必ず受給できるものではありません。
一昨年の情報ですが、一次公募ではほぼ100%だった採択率が二次公募では30%近くになったとのことです。
二次公募が低くなるのは予算の消化状況も絡んでいるそうです。
確かに受給できないリスクがある割には、厳しい要件でした。
しかも交付決定前に契約、導入等を行い、それに伴い発生した経費は補助対象となりません。
つまり、タイミングも公募期間に合っていなければならず、利用するには難易度が高い制度だったと思います。
また、交付された後もタイトなスケジュールで事業を実施しなければなりません。
※2018年の事業フローはこちらです(IT導入補助金ホームページより)
そのため、「IT導入補助金」では複雑で面倒くさい申請業務をIT導入支援事業者が最大限サポートし、代理申請もできる仕組みになっています。
補助金上限が450万円になったことで、新しい経理システムや顧客管理を考えている会社には大きなチャンス到来となったのではないでしょうか。
システムの規模にもよりますが、450万円の上限で補助率1/2ですと900万円の導入費用分までフォローできることになります。
詳しいスケジュールはまだ未発表ですが、補助金上限額が450万円になったことで応募数も激増することが予想されます。
そうすると、採択率も厳しいものになる可能性がありますね。
この「IT導入補助金」ですが、補助対象となる事業者の項目に
『独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が実施する「SECURITY ACTION」の「★一つ星」または「★★二つ星」いずれかの宣言を行うこと。また宣言内容の確認に際し事務局が一部の交付申請情報を独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)と共有することに同意すること。』
と、いうものがあります。
これは、中小企業自らが、情報セキュリティ対策に取り組むことを自己宣言する制度です。安全・安心なIT社会を実現するために創設されました。
これは我々中小企業にとって大変わかりやすい取組目標になります。
厳密なセキュリティを行っているか?と問われたら「そこまで厳密には……」と言われる会社が多いのではないでしょうか?
宣言をする前に「5分でできる自社診断シート」というものがあります。
https://www.ipa.go.jp/files/000055517.pdf
※IPA セキュリティ対策自己宣言ホームページより
ぜひやってみてください。
69点以下の場合は、セキュリティの強化に本気で取り組む必要があると思います。
まもなく本格的なスケジュールも発表されると思います。
※2019年のIT導入補助金パンフレットはこちらです
弊社でも顧客管理・営業支援クラウド・コンシェルジュツール「TSUNAGU」を開発中です。
IT導入支援事業者としても登録をしておりますので、今回紹介した「IT導入補助金」への要件も満たす予定です。
「TSUNAGU」が完成発売となった際には、お知らせいたしますのでよろしくお願いいたします。
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